【2024年上期版！】半導体業界の株価上昇ランキング

2024年の上期は株式市場にとって転換点を迎えたと言っても過言ではない期間でした。長らく更新できていなかったバブル経済期につけた日経平均の史上最高値をついに更新し、日経平均が4万円を突破しました。半導体関連企業についても米国エヌビディアが牽引して好調な相場になった期間でもあります。

この記事では2024年の半導体業界年株価上昇ランキングとして1月から6月末までの上昇率をランキングしました。

半導体業界への投資や就職、転職に興味がある方は、是非とも最後までご覧ください。

動画で解説！2024年上期版 半導体業界株価上昇ランキング

半導体業界株価上昇ランキング調査対象企業

株価上昇ランキングを見る前に対象となっている企業について簡単に説明します。

国内上場企業から半導体メーカー14社、半導体商社6社、半導体製造装置メーカー20社、半導体材料メーカー20社の合計60社をピックアップしました。対象企業の60社は上図の通りです。

主要企業を選定していますが、個人的な主観も入っていますので、抜け漏れなどがある場合はご連絡いただければ幸いです。

2024年1月4日の始値と6月28日の終値を比較して、年初から何％上昇しているか、または下落しているかをランキングしています。

そのため、数値は以下のように形になります。

• 株価が変わっていない場合：100％
• 株価が2倍になっている場合：200％
• 株価が半分になっている場合：50％

半導体業界株価上昇ランキング

30位から1位までを見て、最後に全60社のランキングを確認しましょう。ちなみに同期間に日経平均株価とTOPIXの上昇率は119％です。日本の株式市場全体が2割程度上昇しているという期間ということです。

30位から21位まで

30位から21位までは上図の通りです。（）内は証券コードを示しています。

30位の野村マイクロ・サイエンスの上昇率が120％ということですので、この時点で既に日経平均の上昇率を上回っている形です。

20位から11位まで

20位から11位までは上図の通りです。

11位の富士電機が151％ということですので、今年上期で株価が1.5倍になっています。

ベスト10（10位から4位）

第10位はソシオネクスト、上昇率は152％です。。神奈川県横浜市に本社を置くSoC設計企業で、設計に特化して製造は委託をするファブレス企業です。

第9位は荏原製作所、上昇率は157％です。東京都大田区に本社を置く製造装置メーカーで、ウエハを平坦化するCMP装置で高いシェアを持つ企業です。

第8位はザインエレクトロニクス、上昇率は161％です。東京都千代田区に本社を置く設計専業のファブレス企業です。

第7位はアルバック、上昇率は162％です。神奈川県茅ケ崎市に本社を置く製造装置メーカーで、スパッタやCVDなどを手掛けています。

第6位はシンフォニアテクノロジー、上昇率は163％です。東京都港区に本社を置く製造装置メーカーで、ウエハを運ぶ搬送装置を手掛けています。

第5位はTOWA、上昇率は165％です。京都府京都市に本社を置く製造装置メーカーで、モールド装置で高いシェアを持つ企業です。

第4位は高砂熱学工業、上昇率は178％です。東京都新宿区に本社を置く企業で、CR設備などを手掛けています。

ベスト3

第3位はディスコ、上昇率は186％です。東京都大田区に本社を置く製造装置メーカーで、ダイシング・グラインダ・ポリッシャというウエハを切る・削る・磨くための装置で高いシェアを持つ企業です。

第2位は日本マイクロニクス、上昇率は191％です。年始と比較して半年で株価がおよそ2倍となっています。東京都武蔵野市に本社を置く製造装置メーカーで、プローブカードやプローバ、テスタという電気特性試験をするための装置を手掛ける企業です。

第1位はローツェ、上昇率は221%です。。年始と比較して半年で株価が2倍以上になっています。広島県福山市に本社を置く製造装置メーカーで、ウエハなどを運ぶ搬送装置を手掛ける企業です。

株価上昇ランキングまとめ

最後に全60社のまとめです。